『ひと』を育てる研修制度
「ここでは、その人にしかできない
仕事ができる。」
―担当者40時間研修 参加者の声
MSH軽井沢とは?当社が2014年に軽井沢に新たに建設した研修所兼保養所。Moritani Seminar House軽井沢の略称。若手総合職から幹部、事務職まで当社社員の宿泊型研修で使用するとともに、社員・OB/OGとその家族が利用できる保養所として活用。
今回、担当者40時間研修への参加者へインタビューしました。
特徴的な研修・支援制度
守谷商会では、社員一人ひとりがスキルアップを目指すための研修制度はもちろん、
世代を超えた社員間の交流を生む1週間の泊まり込み研修など、多種多様な研修・支援制度を用意しています。
新人研修
入社直前の3月末から4月にかけて、総合職は2~3週間、事務職は1週間の研修を行います。外部講師を招き、社会人の基礎となる力(挨拶や身だしなみ、仕事の進め方等)を培います。PC研修や社内ルールの習得、先輩社員・課長との座談会や主要取引先様の工場見学も実施しています。
若手年次研修
総合職1~5年目の社員は毎年同期だけで1週間の集合研修を行います。社内ルールの確認や外部講師による講義受講、グループワークなどを行いつつ、1年間の成長を同期同士で確認し刺激し合いながら、更に絆を深める場となっています。社長との懇談会や人事担当者との面談も実施しています。
ESS
1991年よりグローバル人材育成の海外留学制度としてESS(Experience Summer School)を創設。毎年3~4名の社員を選抜し、アメリカ4大学の夏季講習に3ヶ月程度派遣。さまざまな国の留学生と異文化交流を図り、語学研修のみならず歴史や経済等の幅広い分野から現地大学の講義を自分で選択しています。
ESS参加者の声
アメリカ中央部に位置するアイオワ州の大学で、これぞアメリカ!というような、トウモロコシ畑が延々と広がる中の小さな町での生活でした。同じプログラムに参加する留学生とルームシェアをしながら、一緒に食事を作ったり、映画を見ながら酒を飲んだり、政治・宗教などさまざまな話をして過ごしました。また同大学の人類学教授(人間の頭蓋骨が専門)と知り合い、一緒に買い物に出かけたり、カヌーに乗せてもらったり、映画を見に行ったり、ホームパーティに呼んでもらったりと、毎週のようにローカルなアメリカ文化を体験させてもらう機会にも恵まれ、一生の友人を作ることができました。
授業は一方的な講義ではなく、ビデオを見たり記事を読んだりし、クラスメイトと問題について考え、意見を共有し合うディスカションの時間が毎回ありました。ただ授業を聞いているだけは無く、理解した上で更に自分の意見を英語でアウトプットするのは非常に困難でしたが、取り上げる内容も興味深く、また講師やクラスメイトも私の拙い英語を受け入れてくれたため、積極的に授業に参加することができました。
言葉の壁に打ちひしがれていた私を救ってくれたのは、留学生向けのグループでした。
そこで出会った仲間たちとは本当に毎日のように会い、家で食事をしたり、車を出してもらって一緒に買い物をしたり、週末には旅行に出かけたりと、現地での生活を本当に肌で感じることができました。生活をしている中で不思議に思うことや、くだらない話で盛り上がり、夜遅くまで歌って笑って話した経験を通し、世界は広いなと感じ、10歳も下の彼らから刺激を受け毎日学ばせてもらいました。
中国語短期留学派遣
2013年からは中国語の習得を目的に、中国語(台湾)短期留学制度を開始。毎年1~2名の社員を台湾師範大学に3ヶ月程度派遣し、英語で行われる授業で中国語を学んでいます。
中国語短期留学派遣参加者の声
私のクラスはアメリカ人2名、インドネシア人4名、タイ人1名、日本人2名の計9名で、半数が20歳以下という非常に若いクラスメイトと一緒に授業を受けました。当初は英語を用いて授業が行われていましたが、最終的にはすべて中国語で授業が行われました。毎日テストと課題があり、復習・予習が必須のため、放課後はクラスメイトと一緒に図書館で勉強しました。講師もクラスメイトも非常に熱心でクラスの雰囲気はとても良かったです。
テスト勉強から解放される金曜日の夜は毎週、大学のクラスメイトと夜市巡りやお互いの国の料理を食べに行きました。週末はクラスメイトとハイキングに行ったり、ゴルフをして過ごしました。また、訪台から1ヶ月程経った頃に現地の床屋に行き、ヘアカットにも挑戦しました。拙い中国語で希望の髪型を伝えるも伝わらず、見事な台湾ヘアスタイルになったことも良い思い出です。
語学学校で学んだことを大学で復習することで、理解度を深められたことがよかったです。大学のクラスは男性が当方だけだったため、少し寂しかったです。講師により使う単語や文法が違うので、複数の講師から教わることで理解度を深めることができました。平日は授業が終わったら図書館に行き、宿題や当日学んだことの復習、翌日の予習などをして過ごしていました。こんなにたくさん勉強したのは学生のとき以来だったので、とてもいい時間でした。休日は資格の勉強をしたり、クラスメイトや台湾人の友人と食事や観光をしたり、台湾守谷の方々と懇親を深めました。台湾の夏は、気温こそ日本とさほど変わりはありませんが、日差しが大変強く外を歩いているだけで日焼けしてしまうため、柄にもなく日焼け止めを一生懸命塗ったのもいい思い出です。
40時間研修
1997年より40時間研修をスタート。6年次以降は毎年テーマを変え、階層別にすべての総合職に4泊5日(1日8時間×5日=40時間)の研修を毎年開催。2014年以降は、新たに守谷商会が建設したMSH(Moritani Seminar House)軽井沢で行い、総合職のみならず事務職に対しても実施中。
幹部研修
1989年より、毎年2泊3日3グループに分けて部長、支店長、グループ会社代表、海外現地法人代表といった幹部社員を対象とした幹部研修を開始。オフィスから場所を変え、普段とは違う環境で日頃聞けないような話を聞き、視野の拡大につなげています。
勉強支援制度(会社が費用負担)
1990年に社員の能力開発を目的に自己啓発奨励制度を設け、自己研鑽および業務上の専門能力の向上に活用。 現在は全社員に向けた勉強(資格取得) 支援制度として、業務で必要と認められた資格取得や外部講習の費用は、会社が負担しています。 簿記・貿易実務・PC・語学から工事資格まで、総合職・事務職問わず年間の資格取得件数は200件を超えています。
資格取得件数(過去10年累積件数:1,783件)
取得資格の例
簿記検定/ITパスポート/MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)/建設業経理士/貿易実務検定/衛生管理者/秘書検定/
土木、管、電気、建築施工管理技士/通関士/監理技術者/TOEIC/実用英語技能検定/電気工事士/ビジネス会計検定/放射線取扱主任者/中国語検定/冷媒回収技術者/宅地建物取引士/特別管理産業廃棄物管理責任者/社会保険労務士/ボイラー技士/ビジネス実務法務検定/危険物取扱者/防火管理者/有機溶剤作業主任者/ポンプ施設管理技術者/石綿作業主任者
リフレッシュ休暇(休暇手当を支給)
1991年、ゆとりのある生活の実現と有給休暇取得促進のため、7年ごとに週間単位で休暇を取得できる「リフレッシュ休暇制度」を創設。日常の仕事を離れ心身ともにリフレッシュする、会社のためではなく自分自身や家族のために活用することを目的としています。勤続年数7年で1週間、14年で2週間、21年で4週間、28年・35年で3週間の連続休暇を取得でき、取得した者に対して基本給と休暇手当を支給。21年表彰は、会社生活の折り返し地点として今後の飛躍を図り、自分自身を見つめ直す絶好の機会となっています。
リフレッシュ休暇取得者の声
LCC沖縄旅行(勤続7年表彰/休暇日数:1週間)
リフレッシュ休暇を取得して3泊4日で沖縄へ行ってきました。
ずっと行ってみたかった沖縄でしたが、計画し始めると6~9月は新潟からの直行便が飛んでいないことが判明。そこで成田まで車で行きLCCで沖縄へ行くことを計画しました。
インターネットで調べてみると往復でなんと1万1千円!
あまりの安さに少し不安ではありましたが物は試しと思い予約しました。
機内の飲み物も食べ物もすべて有料と確かに少し不便ではありましたが、エコノミー席も大手航空会社と比べて狭さは感じませんでした。コストパフォーマンス最高です!
さて沖縄ではビーチサイドのホテルに泊まりシュノーケルをしてシーカヤックを漕ぎ、ウェイクボードをして国際通りでマンゴーを食べて首里城、万座毛、美ら海水族館等を観光。夜は毎日島唄を聞きながらオリオンビールと泡盛を飲んで…と初めての沖縄を堪能することができました。
LCCのあまりのコストパフォーマンスの良さに、「飛行機が安いから旅行に行く」というスタイルがこれからもどんどん浸透していくだろうと身を持って感じさせてくれました。
スペイン・バルセロナ旅行(勤続14年表彰/休暇日数:2週間)
6日間、妻とスペインのバルセロナに行ってきました。
ホテルに昼過ぎに着いて早速地下鉄で移動しました。地下鉄はスリがいると聞いていたので、カバンを前に持って用心しながら乗るように心掛けました。
妻のリクエストでチョコレート博物館に行き、ジェラートやケーキを食べ歩きしました。FARGASというバルセロナ最古の店が妻の一押しでした。夜にはカタルーニャ音楽堂で初めてフラメンコ観賞をしました。熱情がダンスで体現されており、迫力に圧倒されました。その後、バールを3軒はしごしました。
サグラダ・ファミリア大聖堂にも行きましたが、ガウディ独自の観点からキリスト教を表現した建築物は、自然との融合を感じさせ、ステンドグラスの色調まで組み合わせており、完成後の再訪を強く予感しました。
バルセロナ市内をまわり、モンジュイックの丘を登りました。夕焼けに妻と黄昏ながら、今回の旅行を振り返り、仕事を忘れて旅行する機会を与えられたことに感謝しました。
国内旅行とお母さんのいる夏休み(勤続21年表彰/休暇日数:4週間)
新型コロナウイルスの影響で海外旅行は諦めて、ディズニーランドをメインとした国内旅行を決行しました。
まずは2日連続でディズニーランド。最初に乗った「美女と野獣」のアトラクションで、すっかりディズニーの世界に引き込まれた1日目。娘が大好きなキャラクター「スティッチ」のアトラクションには3回も行きました!2日目はパレードを見ずにアトラクション三昧。途中、暑さにくじけそうになりながらも、なんとか遊び切りました。
翌日からは東京に移動して、まずは長女希望の池袋へ。オタク文化を楽しんだり、ファッション研究に勤しんでいました。次女の希望は東京タワー。東京スカイツリーではなく東京タワーに行きたかったそうで、とても満足していました。
夜は親戚家族と合流して「はとバス」に乗車しました。はとバスに乗るのは初めてでしたが、天気も良く、短時間で東京の夜を満喫できる素敵なバス旅でした!
家族の希望を叶える大満足の旅行を終えて帰宅してからは、「家にお母さんのいる夏休み」を過ごしました。働く親の子どもは、長期休みでも朝にゆっくり眠ることは許されません。それがこの夏だけはゆっくり朝寝坊の夏休み。これが一番幸せを感じる時間だったように思います。
タヒチ ボラボラ島旅行(勤続21年表彰/休暇日数:4週間)
勤続21年のリフレッシュ休暇を利用し、妻と二人で、前々から憧れていたタヒチ・ボラボラ島へ、6泊8日の旅をしてきました。
成田からタヒチ(パペーテ空港)まで直行便で11時間、パペーテからボラボラ島まではフライトで1時間かかります。ボラボラ島は1つの島ではなく、いくつかの島から成り立っており、1島1リゾートとなっています。ボラボラ島空港へ着くと、各ホテルのクルーザーが迎えにきてくれ、10分程度でホテルへ行くことができます。
タヒチの12月は雨期ですが、幸運にも滞在中は好天に恵まれ、日中はマリンスポーツやスパを楽しみ、夜はタヒチアンダンスショーを見ながら、タヒチ料理やフランス料理などを楽しみました。食事については、シーフード全般おいしかったですが、特にタヒチの郷土料理である“ポワソンクリュ(マグロなどの刺身をレモンやココナッツミルクで和えた料理)”が絶品でした。
滞在中はほぼ一日中マリンアクティビティーを楽しんでおりましたが、毎食のボリュームがすごく、カロリー摂取>カロリー消費となり、結果として肥えて帰国することとなりました。おかげさまで、心身ともにリフレッシュすることができ、最高の休暇を楽しむことができました。
結婚25周年旅行(勤続28年表彰/休暇日数:3週間)
妻と2人でスペイン・イタリア・フランスの6都市を訪問。かなり慌ただしい日程でした。今回の旅行は9ヶ月前から訪問先を決め、準備万端で臨みました。訪問先はバルセロナ・ミラノ・ベネチア・フィレンツェ・ローマと、最後にパリに立ち寄り帰国しました。
イタリアは少々欲張って4都市を訪問。特に印象深かった訪問先はベネチアのブラーノ島です。もともと漁業で栄えた島なので霧の中でも自分の家を探せるようにと、色とりどりにペイントされたかわいい家の立ち並ぶ美しい島でした。
イタリアでは苦い経験もしました。ミラノからイタリアの高速鉄道でベネチアに向かう車中でスリに…。私も妻も警戒をしていたのですが、やられてしまいました。
旅行の目的の一つが「食事」です。一番良かったのはベネチアのホテルの朝食。イタリアでは朝食を菓子パンのようなもので済ませることの多いなか、ここは朝から手の込んだブルスケッタ・サンドイッチ・生搾りフルーツジュースと、2泊だけではもったいないくらいの朝食でした。
また、留守中の家事はすべて娘たちにお任せ。ちょっと心配でしたが何の問題もなく、娘たちの成長も感じることができた旅行となりました。
ニュージーランド旅行(勤続35年表彰/休暇日数:3週間)
勤続35周年リフレッシュ休暇、数年前から「何処に行こう」と妻が楽しみに計画を練っており、決定した行き先はニュージーランド、南北両島をレンタカーで気ままに縦横断ツアーでした。南島のクライストチャーチからスタート、島を横断し西海岸のフランツジョセフ、中心部に移動しマウントクック国立公園、西南海岸のミルフォードサウンド、島南部を横断して、東海岸の古都ダニーデン、東海岸沿いを一挙に北上し、フェリーで北島ウェリントンへ。北島を縦断北上しオークランドから帰国。予め計画した観光に、突発的きままな見学も盛り込み、全18泊、レンタカー走行距離約3,600kmを敢行。各都市のランドマーク、評判のレストランやカフェ、大学のキャンパス、古き良き町並み、大聖堂、国会議事堂等を見学、自然観光としては氷河探検、マウントトレッキング、フィヨルドクルーズ、洞窟のグロウワーム、満点の星空、ペンギンエリア、牧場ツアー、温泉や地熱間欠泉観光と、目一杯楽しんできました。
NZの人は親切です。気さくに話しかけてくれるし、困った顔をしたらすぐ救いの手を差し伸べてくれます。また御多分に漏れず食事は量が多く、2人でワンプレート+デザートで充分でしたね。